■研究分野■
ウィトゲンシュタインの哲学
■履歴■
2012年3月京都大学法学部卒業
2012年4月京都大学文学研究科思想文化学専攻哲学専修修士課程進学
2014年3月京都大学文学研究科思想文化学専攻哲学専修修士課程修了
2014年4月京都大学文学研究科思想文化学専攻哲学専修博士課程進学
2014年9月~ 休学
2014年9月~ Department of Philosophy, University College London
■自己紹介■
ウィトゲンシュタインの『論理哲学論考』ならびにいわゆる中期の遺稿を中心に研究しています。現在は特に、「『論考』の著者は超越論的観念論者だったのか?」(A.W.Moore, ‘Was the author of the Tractatus a transcendental idealist’?, in Wittgenstein’s Tractatus (P.Sullivan & M.Potter, eds. OUP, 2014, pp.239-255) という問題を扱っています。この論点はある意味古典的な解釈問題の一つですが、近年の論争の成果が示唆するところでは、過去の研究が想定していた以上に、この問題が単なる解釈論争にとどまらない様々な哲学的思索を要する豊穣なテーマであることが浮かび上がってきます。この主題にとりくむことにより、哲学の諸難題の深さを妥協なしに掘り下げていくことを目指しています。
■業績■
修士論文 “The Early Wittgenstein’s Conception of Logic”
■特記事項■
JASSO長期留学派遣奨学金 (2014年9月より)
■リンク■
https://ucl.academia.edu/ShunichiTakagi
■連絡先■